こどもの未来は地球の未来

「アートを通じて次世代に何かを伝えたい」という願いのもと、1999年にスタートした芸術祭は2015年で17回目を迎えました。

「こどもの未来は地球の未来」をスローガンとして、美しい地球をこどもたちに残すために、”今何をやるべきか”。をテーマに開催された金沢文庫芸術祭。今年もイベントへ行ってきましたので、その様子をお伝えします。

金沢文庫芸術祭は、毎年9月に横浜市金沢区の海の公園で開催され、今年はシルバーウィークの二日目となる9月20日(日)に開催されました。今シーズンは全国的に雨が続き当日の天気を心配していましたが、前日から晴れが続き、芝生も場所によっては湿っていたものの開催に影響するほどでもなく、無事に当日開催を行うことができました。

公園内にはアートがいっぱい！

会場は海の公園内の芝生エリアに各種ショップや展示が行われており、大きく2つのエリアに分かれていました。

海の公園正面入り口から入ると、右側エリアと左側エリアに分かれており、ステージもワールドステージとBeeステージが各エリアに設置され、一日中ダンスやライブが行われ、観客と一体となって楽しんでいました。

大勢の家族連れが参加！

朝から天気がよく、シルバーウィーク中の開催と言うこともあり、今年は数多くの観客が来場していました。そのほとんどが家族連れのファミリーで、地元金沢区民が多く来場されたようです。このイベントも地元住民が中心となって立ち上げたイベントとなり、地元地域に根ざした芸術活動と言うこともあり、地元以外ではあまり派手に宣伝されていない分、金沢区民の参加が多かったようです。

しかし開催が増えていくにつれて、地元住民にとっては数あるイベントの中でも10月に行われる「いきいきフェスタ」と同じくらい楽しみにしているイベントとなっています。

Beeステージ側のイベント

こちらの会場では地元のデザイン教室などに通われている未就園児や小学生が中心となって催し物を行なっていました。

金沢文庫芸術祭の良いところは、大人だけでなく、子供からお年寄りまで幅広く参加できることです。特に子供達は学校主体ではなく、地域活動の中での参加となり、絵を書いたり、物を作ったり、歌を歌ったりと自分が好きな芸術（文化）を楽しみながら参加できているところが素晴らしいと感じています。子供たちを見ているとステージの上で緊張しつつも楽しみながら参加している様子を見ることができ、素晴らしい経験を行えるイベントであると、あらためて感じさせられました。

ちょっと本格的なワールドステージ

こちらは小学生の高学年から年配者まで、ダンススタイジオ、ダンススクール、スポーツクラブ、フラメンコサークルなど、日頃から本格的に練習されている皆さんが参加されていました。ステージのバックでは、これから出演される方々が順番待ちの中で練習を行なっている姿が絶えず見られ、今年の参加メンバーはかなり多かったようです。

毎年イベント参加者が増えている芸術祭ですが、このようなイベントが盛大に行われる金沢区は、住む場所としては最高の街だなと感じさせられます。

金沢文庫芸術祭ワールドステージ