金沢文庫駅東側区心部一体地域地区プラン

金沢文庫駅東側区心部

一体地域地区プラン

横浜市の南方、約20 万人の人々が暮らす金沢区の南東部に位置する「金沢文庫駅東側区 心部一帯地域地区(以下、金沢文庫駅東側地区という)」は、寺前・町屋・洲崎・平潟・金 沢・谷津・泥亀の一部を含んだ面積約180ha・人口約27,000人の地域です。

国道16 号と京浜急行を交通の軸として、行政機関や業務施設、大型商業施設などの区心 としての機能が集積しており、称名寺や金沢文庫などの歴史、文化の色濃いエリアやシーサ イドライン沿いの海の公園の開放的なエリアに囲まれる形で住宅街が形成されています。

しかし、戦後初期の入り海埋立後の住宅地開発により木造住宅が密集し、複雑な道路形状 を形成しており、交通の利便性や防災上の危険性、住民の高齢化や人口減少に伴う将来の福 祉、コミュニティのあり方等について様々な問題や課題が挙げられています。

一方、当該地区の交通結節拠点である金沢文庫駅の東側においては、金沢文庫駅東口地区 第一種市街地再開発事業の都市計 画決定がなされており、「金沢文庫駅周辺地区」は「街づくり協議地区」に指定され ています。

また、平成11 年度には、地区の西中央部の八景小学校脇に複合福祉施設「いきいきセン ター金沢」が開設されるなど、福祉活動の拠点としての位置付けも高まっています。

「金沢文庫駅東側地区」の範囲

金沢文庫駅東側区心部一体地域地区プランは、まち歩きやワーク ショップなどを通じて、地域の 声を聞きながら、まちの現況・ 課題を抽出し、“まちの将来像” と各テーマごとのまちづくり方 針を示しています。

さらに、まちづくり方針を体 現するものとして、まちづくり プロジェクトを整理することに より、地域住民、行政等の役割 を明らかにしています。

地域住民と行政との議論を経 て作成された金沢文庫駅東側地 区プランには、地域の想いが詰 め込まれており、今後のまちづ くりに向けて、関係者の共通の 手がかりとなることを期待して います

まちづくりプロジェクト

①金沢文庫駅・駅周辺再整備プロジェクト

②密集市街地住環境改善プロジェクト

③地区の骨格となる東西道路整備プロジェクト

④水・緑・歴史の環境整備プロジェクト

⑤金沢区心コアゾーン再整備プロジェクト

⑥アクセス利便・安全性向上プロジェクト


①金沢文庫駅・駅周辺再整備プロジェクト

  • 金沢文庫駅のバリアフリー化促進
  • 金沢文庫駅近傍における駐輪場整備
  • 交通広場の再整備
  • 国道16号の拡幅整備に伴う歩車道の段差低減と切り下げ形状の改善
  • 谷津川水路用地の活用
  • 誰もが安心して利用できる君ヶ崎交差点の改善
  • 魅力的な商業施設、都市型住宅の再整備

②密集市街地住環境改善プロジェクト

  • 防災のまちづくりに対する地元の合意形成と防災まちづくり計画の立案
  • 耐震改修助成、狭あい道路の拡幅、建替え促進などによる住環境の改

③地区の骨格となる東西道路整備プロジェクト

  • 市道谷津坂462号線の狭小幅員区間の道路拡幅および歩道空間の整備
  • 都市計画道路泥亀釜利谷線未整備区間の整備
  • 町屋学校通り沿いの壁面後退による歩行者空間の確保

④水・緑・歴史の環境整備プロジェクト

  • 地域住民の地域資源にふれあうきっかけづくり
  • 地域資源を活かしたまちづくりへの積極的な参加の推進
  • 地域住民が中心となった地域資源の維持管理の仕組みづくり
  • 既存の地域資源を活用した水・緑・歴史のプロムナードの整備

⑤金沢区心コアゾーン再整備プロジェクト

  • 金沢区心コアゾーンに至るアクセスルートの快適性・安全性の向上
  • 地域の課題や地域のニーズに対応した金沢区心コアゾーンの再整備

⑥アクセス利便・安全性向上プロジェクト

  • 交通安全性の向上
  • 道路の改善
  • 野島橋の架け替え
  • 金沢シーサイドライン各駅のバリアフリー環境の充実

①金沢文庫駅・駅周辺再整備プロジェクト

横浜市の地域拠点ならびに金沢区の交通結節点として相応しい駅施設、および交通広場の整備 を図るとともに、市街地再開発事業と連携し、活力と魅力ある駅周辺のまちづくりを進めます

金沢文庫駅と駅周辺の整備イメージ

◆金沢文庫駅のバリアフリー機能の向上

金沢文庫駅にエレベーターの設置を進めます。

◆金沢文庫駅近傍における駐輪場の整備

金沢文庫駅近傍において駐輪場の整備を進めます。

◆金沢文庫駅前交通広場の再整備 

金沢文庫駅駅前では、国道16号まで安全にアクセスできる 十分な幅員を持った歩道等の交通広場の整備を進めます。金沢文庫駅駅前では、国道16号まで安全 にアクセスできる歩道とバス、タクシー などが安全に利用できる交通広場の整備 を進めます。

◆金沢文庫駅一帯の歩道空間の充実

国道16号の拡幅整備に合わせて、歩道部分の幅員拡幅、歩 道段差の低減、車椅子利用に配慮した歩道切り下げ形状の改 善整備を進めます。

金沢文庫駅西側の谷津川沿いや浅間神社を経由する六国峠ハ イキングルート、金沢文庫駅東側の称名寺市民の森等。

◆谷津川水路用地の活用

金沢文庫駅に近接する谷津川の水路用地内の土地有効活用について検討します。

◆君ヶ崎交差点の改善

自転車や高齢者、障害者、子ども連れの方などが安心して渡れるよう、道路の整備に合わせて 君ヶ崎交差点の歩道橋等の改善を進めます。

◆魅力的な商業施設・都市型住宅の再整備

金沢文庫駅に近接して、地区の拠点となる魅力的な商業施設や都市型住宅の整備を進めます。


②密集市街地住環境改善プロジェクト

防災上課題のある密集住宅市街地に対して、地域住民への防災情報や住環境の改善制度につい て情報提供や意識啓発を進めます。

さらに、地域住民、事業者、行政が協働して防災まちづくり計画を作成し、既存の制度の活用 により地区内で特に重要な狭あい道路の拡幅整備や倒壊の危険性のある住宅の耐震改修を促進す るなど、地域の防災性の向上と住環境の改善を進めます。

また、地域住民の合意形成に応じて密集住宅市街地整備促進事業や街並み誘導型地区計画等の導入を進めます。

金沢文庫駅東側地区内の密集市街地および狭あい道路の分布

◆防災まちづくり計画の立案

説明会を通じて、地域の防災に関する情報を地域住民と行政とで共有し、住環境を改善する事 業メニューを紹介して地域の防災意識の向上を図り、さらに勉強会を通じて、まちの課題を整理 し対策や計画について話し合います。

そして、既存改善制度を効果的に実施しながら、狭あい道路の拡幅や木造住宅の耐震改修を 行っていきます。(第1段階)

さらに、防災まちづくりに向けた地元の合意形成が整い次第、密集住宅市街地整備促進事業を 導入し、老朽建物の建替え促進や小広場の整備、地域住民が消火に使う水利(ローカル消火栓) の導入といった整備を進めます。

いえ・みち まち改善事業の改善メニュー

○建築対策

  • 不燃建替えへの助成
  • 耐震改修への助成

○地区公共施設等対策

  • 狭あい道路の拡幅不燃建替えへの助成
  • 小広場の整備
  • 地区毎のニーズに合わせた施設の整備

○地域住民が使いやすい初期消火システムの導入

  • ローカル消火栓等の導入 ○街づくり対策
  • 街並み誘導型地区計画等の導入

③地区の骨格となる東西道路整備プロジェクト

住宅地内の狭い道路に入り込む自動車の通過交通を防ぐため、十分な幅員を持った地区の骨格 となる東西道路を整備し、歩行者と自動車との分離を図ります。

地区の骨格となる東西道路

◆市道谷津坂462号線の狭小幅員区間の拡幅と歩道空間の整備

  • 特に狭小幅員となっている称名寺赤門~柴町間において、道 路拡幅を進めます。
  • 称名寺赤門前などの人通りの多い交差点では、信号機の設置 などを進めます。
  • さらに安全に歩行者が通行できるように、道路沿いの歩道の 整備改善を進めます。

◆都市計画道路泥亀釜利谷線未整備区間の整備

  • 周辺の住宅地環境や地域性などに配慮した幅員構成(15m)とします。
  • 地区計画などにより、後背の住宅地景観と調和する沿道街並み景観の誘導を図ります。

◆町屋学校通りの壁面後退による歩行者空間の確保

  • 地区計画や建築協定などにより、建物建替え時の壁面後退を 推進し、商店街と行政の協力の下、歩行者空間の確保を進め ます。

④水・緑・歴史の環境整備プロジェクト

地区内の地域資源の保全・継承・発信を進めるとともに、既存の資源を活用したプロムナード の整備による新しい魅力づけを進めます。また、地域住民が中心となった地域資源の維持・管理 の仕組みづくりを進めます。

既存の地域資源を活用した水・緑・歴史のプロムナード

◆地域資源の把握

  • 区民まつり等に合わせて、地区内の地域資源を広く知ってもらうため、まち歩きやクリーン アップイベント等を実施します。
  • 小中学校の総合学習等を活用し、地域資源の発見や計画づくり、公園や河川の清掃等を実施し ます。

◆地域資源を活かしたまちづくりへの積極的な参加の推進

  • 地域資源を活かしたまちづくり(散策ルートの設定、案内サインの設置、広報PR等の実施) を進めるための検討の場を設けます。
  • 生け垣化や屋上緑化など、住宅地内の緑化に関する地域の自主的なルールづくりを進めます。

◆地域資源維持管理の仕組みづくり

  • 緑地、河川や道路などの清掃等の維持管理を行うため、地域 住民が中心となった地域資源維持組織の結成を促進します。
  • 広く市民が維持管理に関われるよう、地域通貨等の活用につ いても検討します。

 ◆地域資源プロムナードの整備 ◆地域資源プロムナードの整備 

既存の地域資源を活用し、地区内を回遊できる散策ルートとなるプロムナードの整備を進めます。

【住宅地内の緑のプロムナード】

  • 金沢文庫駅から称名寺市民の森に至るルート において、まちづくり協定などにより沿 道宅地内の花や木、生け垣等の緑化を推進し ます。
  • ルートの途中に案内板や飛び石サイン等の設 置を進めます。

【海・川沿いの水のプロムナード】

  • 谷津川の水辺環境整備を進めます。
  • 遊歩道を整備し、水路用地内を緑化するなど して親水性の高い河川空間をつくります。
  • 金沢文庫駅西側においては、安全に歩行者が 歩けるコミュニティ道路の整備を進めます。

【地域性を感じさせる歴史のプロムナード】

  • 金沢文庫駅から称名寺赤門までの“市道谷津 坂462号線”、称名寺赤門から金沢歴史の道ま での“赤門通り”において、歴史的な背景を踏 まえた舗装デザインを施した歩行者優先のコ ミュニティ道路の整備を進めます。

⑤金沢区心コアゾーン再整備プロジェクト

市民利用施設が多数立地する金沢区心コアゾーンに至るアクセスルートの改善・整備を進める とともに、遊休化している施設や土地などを再整備し、金沢文庫駅東側地区ひいては金沢圏域全 体の今後のまちづくりに寄与する拠点施設の立地を進めます。

金沢区心コアゾーンの範囲

◆金沢区心コアゾーンに至るアクセスルートの改善

  • 寺前町からいきいきセンター金沢へのアクセスルートにおける歩道未整備区間の整備を進めま す。
  • 泥亀釜利谷線高架橋下側道部分の南北方向の横断歩道の改善を進めます。
  • 八幡神社北側の道路において、拡幅等の整備を進めます。

◆金沢区心コアゾーン整備

  • 金沢区心コアゾーン内の建替え再整備が見込まれる施設等の有効利用を進めます。
  • 市有地において、地域の課題や地域のニーズに対応し、かつ区心に必要な公共的施設の立地検 討を進めます。

金沢区心コアゾーンに至るアクセスルート

 


⑥アクセス利便・安全性向上プロジェクト

歩行者・自転車利用者が安心して移動できる地区として、道路を改善し、歩行者・自転車の事 故防止対策を進めます。

その中で、地区内の駅へのアクセス利便性と安全性を高めるため、地区 東側の金沢シーサイドライン各駅と地域との結びつきを強めるコミュニティ道路の整備を進めま す。

また、地域住民と行政との協働により、現在の道路・交通環境を改善する仕組みづくりを進め ます

アクセス利便・安全性向上のイメージ

◆交通安全性の向上 

  • 社会実験やワークショップなどを通して、放置自転車、違法 駐車や自転車利用のマナー、交通環境の問題などに対する地 域の意識向上を図り、地域の交通環境を改善するコミュニ ティづくりを進めます。
  • 危険箇所の実状を随時把握し、交差点改良等の総合的な道 路・交通安全対策を進めます。

◆道路の改善

  • 歴史の道において、歩行者空間の改善を進めます。
  • 野島公園駅と町屋学校通り間の道路において、コミュニティ道路化を進めます。
  • 海の公園南口駅と八幡神社間の道路において、コミュニティ道路化を進めます。
  • 一般道路とコミュニティ道路との交差点部分では、歩行者が安全に渡れるようイメージハンプ (減速を促す視覚的サイン)等の整備を進めます。

◆野島橋の架け替え

  • 歩行者が安全に移動できるスペースを確保するため、また野島公園駅と野島(野島公園)方面 との回遊性を高めるため、野島橋の架け替え整備を進めます。

◆金沢シーサイドライン各駅のバリアフリー機能の向上

  • 野島公園駅においては、エレベーターの設置を進め、野島方 面への出口の整備を進めます。
  • 野島公園駅および海の公園南口駅の出口においては、野島公 園や金沢八景(洲崎晴嵐)等の地域資源情報を示した案内サ インの設置を進めます。

 




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