二年ぶりに横浜南部市場まつり2014が開催
二年ぶりの南部市場まつり2014
今年は「横浜南部市場まつり2014」が予定通り10月26日(日)に開催されました。
昨年の横浜南部市場まつり2013は、台風のため残念ながら中止になってしまいましたが、その分、今年は場内の「水産」「青果」「関連」の各事業者が総力をあげて準備を進めていたとのことで、参加してみると期待通り、今年の南部市場まつりは数多くのお店が出展していました。日ごろ一般の方々に開放していない卸売市場ですが、年に一度のこの日だけは市場の雰囲気を楽しもうと横浜南部の市民が秋のグルメを求め、「食欲の秋」を満喫しながら買い物と食事を楽しんでいました。
横浜市場まつり2014のプログラム
横浜には市場が中央卸売市場本場(神奈川区)と中央卸売市場南部市場(金沢区)の二箇所になりますが、市 場 ま つ り 2014は二箇所で同時開催されています。
1 開催日 平成26年10月26日(日)
2 会場・開催時間
会場1 中央卸売市場本場(神奈川区) 午前9時~午後2時
会場2 中央卸売市場南部市場(金沢区) 午前8時~午後1時
3 会場別主な催事
会場 |
中央卸売市場南部市場(金沢区) |
テーマ | 安心安全な食品の流通は南部市場から |
主な催事 |
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4 資料等
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- 記者発表資料(PDF形式、335KB))
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- 市場まつりポスター【本場】(PDF形式、409KB))
- 市場まつりポスター【南部市場】(PDF形式、477KB))
秋の旬魚と言えばサンマが一番
市場の入り口を越えたら、さっそく魚の美味しそうな匂いがすると思ったら、サンマの炭火焼を行っていました。復興支援として行われたサンマ炭火焼は、普通の食卓でまず食べれないため、本物の味を求めて多くの市民が行列となり買い求めていました。
数多くの屋台が出展
今年は市場内で多くのグルメが食べれるよう旬の食材を扱った出店から、B級グルメの屋台など数多く出展していました。その分、中央にはテーブルと椅子も数多く用意され、子供連れの筆者も少し待つだけで場所を確保することができ、時折青空をのぞかせる天気の中、横浜の港湾を眺められる市場内で食事を楽しむことができました。
これから旬となるカキ。カキも炭火焼が一番です。そう言えば現地に向かうシーサイドラインで外を眺めていると、今年も海の公園でカキ小屋の準備が行われていました。
ホタテの炭火焼も食べたら最高なんだろうな~ お姉さんのエプロンもカッコよくて最高でした。
こちらは何鍋だったか忘れてしまいました。すいません。味が滲み込んだ大根が美味しそうです。
自分が毎年一番食べたいと思っているカニ汁。今年は小さい子供を二人連れていたので、行列に並ぶことを諦めて断念。写真を撮りながら匂いと雰囲気だけを楽しませていただきました。
B級グルメの屋台も種類が豊富で、しかもレベルが高かったです。こんなにレベルの高い屋台はいったいどこから来るんだろう・・・
市場屋内では、市場ならではの鮮度抜群の魚・野菜・果物がいっぱい
外から見た場内です。秋のグルメを求めて買い物客でいっぱいです。
凄い毛ガニの量です。毛ガニはカニミソが最高だから、見てると日本酒が飲みたくなってきます。
貝も種類が豊富です。でもスーパーで売っていない見たことのない貝もたくさん。これらはどうやって食べると美味しいだろう?買い物客も販売員に聞きながら、市場ならではな食材をこの日は買い求めていました。
魚も種類が豊富。そして鮮度の良い魚が安い。この日ばかりはお祭り価格でしょうか。
大量に買った魚介類は、家に持ち帰るまで鮮度が落ちないよう多量の氷で冷却。
市場なので野菜・果物も大量に販売されていました。しかしお祭り価格の安さとあって皆さん大量買い。商品が次々に減っていきます。
金沢区内にあるお店も出店。こちらは「御菓子処 金沢文庫 菊月」さん。我が家の近くにあるお店で「生ドラ焼き」が絶品。
南部市場食品関連卸売センター内も盛況
各卸の専門店が揃った場内です。各お店のお目玉商品を求めた顧客でいっぱりとなり、歩くのもやっとでした。
子供に人気のあった「第一商事」さんです。お菓子詰合わせが特価の200円で販売されていました。
野外ステージ
運送用のトラックを活用した特設ステージで、横浜の港湾をバックにアマチュアバンドによる演奏が繰り広げられていました。
目玉イベントのマグロ解体ショー
はやり市場の祭りと言えば、マグロの解体ショー。9時の解体ショーには間にあわなかったので、11時の解体ショーを見学。マグロがデカイ!!
最初に頭を解体。この頭は格安価格(500円だったような・・・)で見学者の一人に早いもの勝で販売されていました。自分も欲しかったけど、持って帰るのが大変そう。
脂がのった新鮮生マグロです。トロ部分が美味しそうですが、見物客には赤身が人気でした。 解体マグロの中落ち部分は、見物客にサービスとして振舞われていました。
筆者も一切れ頂きましたが、市場内で食べるマグロは格別でした。でも醤油とワサビがある更に最高だったんだろうな。(わがまま言って申し訳ありません)
解体後は、生のマグロが格安価格で見物客に販売。人気の赤身のブロックは1パック1000円で販売されていました。
マグロの解体ショーが終わって子供達も疲れてきたので、青空が見えてきた市場を後にしてシーサイドラインに乗り込みました。
今年の「横浜南部市場まつりは、とにかく出店しているお店が多かったので、盛大に盛り上がっていました。いつもは食べ物をゲットするのに苦労して、最後は場内の食堂に並んで食べていましたが、今年は本気度が違いました。
横浜南部市場も平成27年4月から民営化され、市民の皆様に開かれた市場に変わっていきます。民営化に向けて駐車場スペースの有効活用方法として商業施設設置などが検討されていますが、近くには横浜ベイサイドマリーナ・三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド・ベイサイドマリーナホテル横浜が立ち並び、同エリア周辺は、既に横浜の観光名所となっています。その分民営化後の横浜南部市場も注目の的になるため、今後の発展を期待しつつ、今後も横浜南部市場まつりが毎年開催されていくことを期待し、来年も参加できればと考えています。