フリーマーケットで売れる値段の付け方|初心者向け価格設定のコツ

フリーマーケットで売れる値段の付け方|初心者向け価格設定のコツ

フリーマーケットで売れる値段の付け方|迷わない価格設定のコツと相場の考え方

この服、500円くらいでいいのかな?

買ったときは5,000円だったけど、1,000円では高すぎる?

値切られることを考えて、最初は高めにしたほうがいい?

フリーマーケットへ出店するとき、意外と時間がかかるのが商品の値段を決める作業です。

安くしすぎれば、「もう少し高くても売れたかも」と後悔します。

反対に高くしすぎると、お客さんが商品を手に取ってくれず、せっかく持ってきた商品をそのまま持ち帰ることになってしまいます。

そしてフリーマーケットの値段の付け方で大切なのは、単純に「購入したときの価格の○割」と決めることではありません。

商品の状態、現在の中古相場、会場に来る人、値下げ交渉、開催時間、そして「高く売りたいのか、できるだけ持ち帰りたくないのか」まで考えると、ちょうどよい価格が見えてきます。

この記事では、初めてフリーマーケットへ出店する人にも分かりやすいように、売れやすい値段の決め方から、値下げ交渉、まとめ売り、終了間際の価格変更まで詳しく紹介します。

目次

フリーマーケットでは「買った値段」より「今いくらなら欲しいか」が重要

値段を決めるとき、最初に忘れておきたいのが、

「自分がいくらで買ったか」

です。

もちろん購入価格は一つの参考にはなります。

しかし、お客さんが見ているのは、

「この商品は元々いくらだったのだろう?」

ではなく、

「この商品に今500円払いたいか?」

ということです。

たとえば5年前に5,000円で購入したノーブランドのTシャツがあったとします。

出店者からすると、

「5,000円だったから1,000円くらいでは売りたい」

と思うかもしれません。

しかし、お客さんからすると、

「中古のTシャツに1,000円か……」

となるかもしれません。

反対に、同じ5年前の商品でも、人気ブランドの商品や現在では入手しにくい商品なら1,000円以上でも欲しい人がいる可能性があります。

つまり、

購入価格 ≠ 現在の商品価値

なのです。

フリーマーケット主催者側の出店指南でも、「自分ならいくらなら買うか」という視点で価格を考える方法が紹介されています。

値段を決める前に「何を目的に出店するか」を決めよう

実は、フリーマーケットの適正価格には一つの正解がありません。

なぜなら、出店する目的によって「良い値段」が変わるからです。

たとえば、

  • 少しでも高く売りたい
  • 不用品を減らしたい
  • 出店料くらいは回収したい
  • 子どもとイベントとして楽しみたい
  • とにかく持ち帰る荷物を減らしたい

では、価格戦略がまったく違います。

高く売りたい場合

人気商品や状態のよい商品を中心に、ネット相場を調べ、少し時間をかけて販売します。

無理に値下げする必要もありません。

とにかく不用品を減らしたい場合

100円、300円、500円など購入しやすい価格を中心にして、まとめ売りも積極的に使います。

両方狙いたい場合

これが最もおすすめです。

価値がありそうな商品は個別価格、それ以外は均一価格に分けます。

つまり、

「全部同じ考え方で値段を付けない」

ことが重要なのです。

フリーマーケットの値段は5ステップで決めよう

大量の商品を1点ずつ悩みながら値付けすると、いつまでたっても終わりません。

そこでおすすめなのが、次の順番です。

①現在の相場を確認する

②商品の状態を確認する

③自分の最低販売価格を決める

④値下げ交渉分を上乗せする

⑤買いやすい数字へ丸める

この方法なら、かなり値付けしやすくなります。

STEP1 スマートフォンで現在の相場を調べる

ブランド品、ゲーム、おもちゃ、カメラ、アウトドア用品、コレクター商品などは、値札を書く前に一度検索してみましょう。

現在はスマートフォンですぐに中古価格を確認できます。

参考にしやすいのは、

  • フリマアプリ
  • ネットオークション
  • 中古販売店
  • リサイクルショップ
  • 商品名+中古価格のGoogle検索

などです。

特に重要なのは、「出品されている価格」だけを見ないことです。

3,000円で何か月も売れずに残っている商品があったとしても、それが適正価格とは限りません。

可能であれば、

実際に売れている価格

を確認しましょう。

現在のメルカリ公式ガイドでも、検索機能を使って類似商品の価格を比較して価格を決める方法が案内されています。

ネットで3,000円だからフリーマーケットでも3,000円、ではない

ここは重要なポイントです。

ネットで2,000~3,000円程度で売られている商品だからといって、

「それならフリーマーケットでも3,000円」

とは限りません。

フリマアプリの場合、

「この商品が欲しい」

と思って検索した人が商品ページを見ています。

一方、会場型のフリーマーケットでは、

「何か面白い物ないかな?」

と歩いている人に購入してもらいます。

つまり、購入する動機が違います。

そのため会場では、

「予定していなかったけど、この値段なら買っちゃおう」

と思ってもらえる価格が強いのです。

これをこの記事では、「ついで買い価格」と考えてみます。

「100円・300円・500円・1,000円」を上手に使おう

初心者が価格を決めるときは、細かな値段をたくさん作りすぎないこともポイントです。

たとえば、

180円
280円
450円
680円
780円

とすると、会計するたびにお釣りの計算が必要になります。

フリーマーケットなら、

100円
300円
500円
800円
1,000円

くらいの分かりやすい価格で十分です。

既存の横浜フリーマーケットナビの初出店ガイドでも、100円単位の価格にすると会計や釣り銭管理がしやすいことを紹介しています。

100円は「人を止める価格」

100円の商品は大きな利益にはなりません。

しかし、非常に重要な役割があります。

それは、

お客さんに立ち止まってもらうこと。

たとえば売り場の手前に、

「この箱ぜんぶ100円!」

というコーナーを作ります。

すると、

「何かあるかな?」

と箱を見てくれる人が増えます。

その人が隣にある500円の商品や1,000円の商品も見てくれるかもしれません。

つまり100円商品は、売上そのものだけでなく、お店への入口として利用できます。

均一価格の商品をまとめる方法は、フリーマーケット主催者の出店ノウハウでも紹介されています。

300円は一番使いやすい価格帯

小物、雑貨、子ども服、本、食器などで使いやすいのが300円です。

「100円では安すぎるけれど、500円だと少し考えてしまう」

という商品を300円にします。

さらに、

1個300円・2個500円

という価格設定も使いやすくなります。

500円は「ワンコイン」という分かりやすさが強い

500円もフリーマーケットでは使いやすい価格です。

500円玉1枚で買えるため、計算も簡単です。

状態のよい服、バッグ、おもちゃ、少し大きな雑貨など、

「100円や300円では安すぎる」

という商品に向いています。

1,000円以上の商品は「なぜこの値段なのか」を伝える

1,500円、2,000円、3,000円と価格が上がるほど、お客さんは慎重になります。

そこで、

「未使用」
「定価8,000円」
「人気ブランド」
「動作確認済み」
「付属品あり」

など、価格の理由を値札やPOPで伝えましょう。

単に、

2,000円

と書くより、

定価8,000円/未使用 2,000円

と書いてあるほうが、価値を理解してもらいやすくなります。

商品をA・B・Cの3ランクに分けると値付けが速い

商品が50点、100点とある場合、1点ずつ細かく考えていたら大変です。

そこで商品を3つに分類してみましょう。

Aランク 相場を調べる商品

ブランド品、ゲーム、人気のおもちゃ、家電、カメラ、アウトドア用品、限定品、コレクター商品など。

個別にネット相場を確認する

Bランク 普通に販売する商品

状態のよい洋服、バッグ、日用品、雑貨、おもちゃなど。

300円・500円・800円・1,000円などで個別価格

Cランク とにかく減らしたい商品

ノーブランド衣類、小物、文房具、食器、本、細かな雑貨など。

100円コーナー、300円均一、まとめ売り

この分類だけでも値札作りがかなり楽になります。

商品別・フリーマーケット価格の目安

以下は、一般的な会場型フリーマーケットで値段を考える際のスタート価格の一例です。

地域、会場、商品の状態、ブランド、人気度によって大きく変わるため、絶対的な相場ではありません。

商品値段を考える際の目安
ノーブランドの古着100~500円程度
状態のよい洋服300~1,000円程度
ブランド衣類500円~。ネット相場を確認
子ども服100~300円程度、まとめ売り向き
本・雑誌50~300円程度
食器・生活雑貨100~500円程度
バッグ300~1,000円程度
おもちゃ100~1,000円程度
ゲームソフト必ず現在の中古相場を確認
小型家電状態・年式を確認して個別設定
キャラクターグッズ人気作品はネット相場を確認
限定品・コレクター商品一律価格にせず必ず相場確認

特に、ゲーム・ホビー・限定品などは、何となく500円にしてしまう前に一度検索することをおすすめします。

昔買った商品が、現在思わぬ価格になっていることもあるからです。

「定価の○割」はあくまで補助的に使う

中古品の値付けでよくあるのが、

「定価の何割にすればいい?」

という考え方です。

フリマアプリのメルカリ公式ガイドでは、商品の状態によって、新品・未使用品は定価の60~80%、未使用に近い商品は30~60%、使用感や汚れが目立つ商品は20~40%という価格目安が紹介されています。

ただし、これはオンライン型フリマの参考価格です。

会場型フリーマーケットでは、

送料がない
販売手数料がない場合が多い
その場で商品を確認できる
値段交渉がある
衝動買いが多い

という違いがあります。

そのため、

「定価の○割だからこの価格」ではなく、「ネット相場を確認するための一つの材料」

くらいに考えるのがおすすめです。

値切られることを考えて「少しだけ余白」を作る

フリーマーケットならではの楽しみが値段交渉です。

「これ、もう少し安くなりますか?」

「2つ買うから安くならない?」

という会話は珍しくありません。

主催者側の出店案内でも、値切りを見込んで少し高めに値付けする方法が紹介されています。

ただし、

値切られるから最初から極端に高くする

のはおすすめしません。

800円で売りたい商品なら、

1,500円 → 800円

ではなく、

1,000円 → 800円

くらいのイメージです。

高すぎる値札を見た時点で、お客さんが交渉することなく離れてしまう可能性があるからです。

「表示価格」「交渉価格」「最終価格」の3つを決めておく

値下げ交渉で慌てないためにおすすめなのが、商品ごとに3つの価格を考える方法です。

たとえばバッグなら、

表示価格:1,000円
交渉価格:800円
最終価格:500円

とします。

開始直後なら1,000円。

「少し安くなりますか?」と言われたら800円。

終了間際で持ち帰りたくなければ500円。

このように事前に決めておけば、

「500円にならない?」

と言われた瞬間に迷うこともありません。

特に高めの商品だけでも、この3価格を決めておくと当日の販売がかなり楽になります。

値下げより強い「まとめ買い」

値段交渉されたからといって、毎回単品価格を下げる必要はありません。

おすすめなのが、

まとめ買い値引き

です。

たとえば、

300円の商品

300円の商品

を、

「2つなら500円でいいですよ」

と提案します。

お客さんは100円安くなります。

出店者は商品が一度に2つ減ります。

単純な値下げよりも双方にメリットがあります。

さらに、

1個300円
2個500円
3個700円

のように最初からPOPを作っておく方法もあります。

「あと1つ選んだほうがお得」

と思ってもらえるため、客単価を上げながら商品を減らせます。

迷った商品は「おまけ」に使うのもあり

100円の商品を50円にするより、

500円の商品を買った人に、

「よかったら、この中から1つ持っていってください」

とする方法もあります。

金額を下げなくても、お客さんには「得した」という満足感があります。

さらに出店者側も、売れ残りを減らせます。

値下げだけがサービスではありません。

価格を守りながら、お得感を作る

という考え方もフリーマーケットでは使えます。

朝・昼・終了前で値段を変えよう

フリーマーケットでは、一日中同じ価格で販売する必要はありません。

むしろ時間の経過を見ながら変更したほうが合理的です。

開始直後:価格を下げすぎない

朝は商品数が最も多く、掘り出し物を探しているお客さんも来場します。

まだ売れ行きが分からないため、慌てて値下げする必要はありません。

人気商品や状態のよい商品は最初の価格で様子を見ます。

昼頃:売れていない理由を考える

お昼になっても手に取られない商品があれば、

「値段が高いのか?」

だけでなく、

「置いている場所が悪いのでは?」

「値札が見えないのでは?」

「商品の良さが伝わっていないのでは?」

も確認します。

いきなり値下げするのではなく、まず陳列を変えてみるのも方法です。

終了1~2時間前:売り切りモード

持ち帰りたくない商品は、この時間から大胆に価格を変えます。

500円 → 300円

300円 → 200円

と値段を下げるだけでなく、

洋服2着500円

この箱全部100円

3点500円

など、売り方自体を変更します。

会場によって客足のピークは異なりますが、フリーマーケット情報サイトでも段階的な値下げや、その日の他店価格を確認して調整する方法が紹介されています。

値下げする前に「周りのお店」を見てみよう

これは当日できる、とても簡単な相場調査です。

出店準備が終わったら、可能であれば会場を少し歩いてみましょう。

似た商品が、

自分のお店 1,000円
隣のお店 300円

だったら、かなり厳しい戦いになります。

もちろん商品の状態が違うので、必ず同じ価格にする必要はありません。

ただ、

「この会場ではどれくらいの値段で売られているのか」

を知ることは重要です。

ネット相場だけでなく、その日の会場自体が一つの市場なのです。

これは会場型フリーマーケットならではの価格調査方法です。

値札には「価格+一言」を書こう

値札は単なる値段表示ではありません。

たとえば、

500円

だけより、

未使用 500円

のほうが魅力的です。

ほかにも、

動作確認済み 1,000円

子ども服110cm 300円

定価3,000円→500円

2個なら500円

箱付き

など、一言加えるだけで商品価値が伝わります。

フリーマーケット情報サイトの初心者向け案内でも、値札には価格だけでなくサイズや未使用・未着用などの商品情報を分かりやすく表示することが勧められています。

値札を付けない「時価方式」は初心者にはおすすめしない

あえて値札を付けず、

「いくらですか?」

と聞かれてから値段を決める人もいます。

会話が得意な人なら楽しめる方法ですが、初心者にはあまりおすすめしません。

お客さんの中には、

「値段を聞いたら買わないと悪い気がする」

「高いと言われたら断りにくい」

と考え、値段が分からないだけで商品を見ずに通り過ぎる人もいるからです。

実際、フリーマーケット主催者や情報サイトでも、事前に価格を決めて値札を準備することが勧められています。

基本は、

「聞かなくても値段が分かる売り場」

にしておきましょう。

高く売れそうな商品ほど「フリマで売らない」という選択肢もある

値段の付け方を考えるうえで、実はこれも重要です。

たとえば中古相場20,000円の商品を、フリーマーケットへ持っていく必要があるでしょうか。

会場には、

「安い物を探したい」

という人も多く来場します。

一方ネットなら、その商品名を検索して、

「これが欲しい」

と思っている人に見てもらえます。

そのため、

高額商品・希少品 → フリマアプリやネットオークション

日用品・古着・雑貨 → 会場型フリーマーケット

というように売る場所を分けるのも賢い方法です。

「何でもフリーマーケットで売る」のではなく、

商品によって一番向いている売り方を選ぶ

という考え方です。

値段を決められないときの「5秒ルール」

最後まで値段が決まらない商品もあります。

そんなときは、

自分がお客さんなら、この商品を見て5秒以内に買える金額はいくら?

と考えてみましょう。

300円なら買う。

500円だと少し迷う。

1,000円なら買わない。

そう思ったなら、300~500円あたりがその商品の候補です。

値段を付ける側になると、

「買ったときは高かった」

「まだ使える」

「思い入れがある」

という気持ちが入ります。

一度お客さん側に立って考えてみると、意外と簡単に価格が決まります。

初心者におすすめの値付け方法をまとめると

初めてフリーマーケットへ出店するなら、次の順番で値段を決めると失敗しにくくなります。

ネットで現在の相場を確認する

商品の状態を見る

自分ならいくらなら買うか考える

最低いくらなら手放せるか決める

少しだけ値下げ交渉分を上乗せする

100円・300円・500円・800円・1,000円など分かりやすい価格にする

売れなければ昼以降に見直す

終了前はまとめ売りで在庫を減らす

特に大切なのは、

「最初に決めた値段を絶対に変えてはいけない」と考えないこと。

フリーマーケットの価格は、お店のような固定価格だけではありません。

「2個なら500円!」

「最後だから300円でいいですよ!」

そんなやり取りも含めて楽しめるのが、会場型フリーマーケットの面白さです。

「いくらで売れたか」をメモしておくと次回の値付けが簡単になる

最後におすすめしたいのが、当日の販売記録です。

難しい帳簿を作る必要はありません。

スマートフォンやメモ帳に、

子ども服 300円
バッグ 800円
本3冊 500円
おもちゃ 500円

程度でいいので記録しておきます。

さらに、

「500円では売れず300円にしたら売れた」

「100円コーナーは午前中によく売れた」

「ブランドバッグは値下げしなくても売れた」

といったことも残しておきます。

すると次回から、

自分だけのフリーマーケット相場表

ができます。

ネットで調べた相場より、この記録のほうが役立つこともあります。

同じ地域・似た会場へ何度か出店すると、

「この会場では子ども服がよく売れる」

「500円以下の商品が動きやすい」

といった傾向も見えてきます。

値付けは一度で上手になるものではありません。

売る→反応を見る→変える→記録する。

この繰り返しも、フリーマーケットの楽しみの一つです。

まとめ|フリーマーケットの値段は「売る人と買う人のちょうどいいところ」を探そう

フリーマーケットの商品価格には、絶対的な正解はありません。

500円の商品を、

「安い!」

と思う人もいれば、

「300円なら欲しい」

という人もいます。

だからこそ、

購入価格だけで決めない
ネットの中古相場を調べる
商品の状態を見る
値切り幅を少し残す
分かりやすい価格にする
まとめ買いを活用する
時間によって価格を変える

という考え方が重要です。

そして何より、

自分が納得して手放せて、お客さんも「いい買い物をした」と思える価格

になれば、それがその商品の一番よい値段です。

フリーマーケットでは、値段交渉も商品の受け渡しもすべて目の前で行われます。

「500円ならどうですか?」

「じゃあ、それで!」

そんなやり取りから思わぬ会話が始まることもあります。

ただ不要品をお金に換えるだけではなく、値段を決めるところからフリーマーケットそのものを楽しんでみてください。

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