横浜市金沢区の洪水ハザードマップ|浸水区域・避難場所・台風への備え

台風や大雨のシーズンになると、「自宅周辺は浸水する可能性があるのか」「洪水が起きたらどこへ避難すればいいのか」と、災害への不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
横浜市金沢区では、洪水や大雨などによる浸水被害に備えるため、「洪水ハザードマップ」「内水ハザードマップ」「高潮ハザードマップ」が公開されています。
特に金沢区は海に面している一方、区内には宮川や侍従川などの河川も流れているため、台風や集中豪雨の際には、河川の氾濫だけでなく、内水や高潮による浸水にも注意が必要です。
この記事では、横浜市金沢区の洪水ハザードマップについて、マップの見方や浸水リスク、避難の考え方、日頃からできる備えまで詳しく紹介します。
※ハザードマップや避難場所などの情報は変更される場合があります。災害時には横浜市・金沢区から発表される最新情報を確認してください。
🔽 横浜市金沢区の洪水ハザードマップとは?
横浜市の洪水ハザードマップは、大雨によって河川が氾濫した場合に、浸水するおそれがある区域や想定される浸水深、避難所などを確認するための地図です。
金沢区については、「宮川・侍従川水系洪水ハザードマップ」が作成されています。横浜市によると、金沢区の洪水ハザードマップは宮川・侍従川水系を対象としています。
現在の横浜市の金沢区版「浸水ハザードマップ」では、次の3種類を確認できます。
- 洪水ハザードマップ
- 内水ハザードマップ
- 高潮ハザードマップ
横浜市では、これら3種類をまとめて「浸水ハザードマップ」としています。
金沢区の浸水ハザードマップは2026年に更新
横浜市は2026年6月に浸水ハザードマップを更新しています。
横浜市によると、2026年6月1日の更新は、雨水出水浸水想定区域の水防法指定に伴うもので、洪水・内水・高潮の浸水想定区域について変更がないものもあります。
金沢区版についても、横浜市の公式サイトから最新版の洪水・内水・高潮ハザードマップを確認できます。
🔽 金沢区の洪水ハザードマップで確認したい「宮川・侍従川」
金沢区の洪水対策を考えるうえで重要なのが、区内を流れる宮川と侍従川です。
洪水ハザードマップは、大雨によって河川の水位や流量が急激に増え、河川から水があふれた場合に、どの地域で浸水する可能性があるのかを確認するためのものです。
そのため、金沢区に住んでいる方は、
「自宅が河川からどのくらい離れているか」
だけではなく、
「自宅周辺に浸水想定区域があるか」
をハザードマップ上で確認しておくことが大切です。
特に、普段は穏やかに見える河川でも、大雨によって短時間で水位が上昇する可能性があります。
「川から離れているから大丈夫」と考えるのではなく、自宅や職場、学校などの場所を実際にハザードマップで確認しておきましょう。
🔽 「洪水」と「内水」は何が違う?
洪水ハザードマップを確認するときに注意したいのが、洪水と内水は同じものではないということです。
洪水とは
洪水は、大雨などによって河川の水位や流量が急激に増え、河川から水があふれることを指します。
金沢区では、宮川・侍従川水系の洪水について確認することが重要です。
内水とは
内水は、下水道や排水施設などの雨水排水能力を超える大雨が降ったことで、雨水を十分に排水できなくなり、道路や土地などが浸水する現象です。
横浜市の内水ハザードマップは、想定最大規模の降雨によって浸水が想定される区域などを示しています。
つまり、
河川が氾濫する「洪水」
と
雨水を排水しきれずに発生する「内水」
は、原因が異なります。
そのため、洪水ハザードマップだけを見るのではなく、内水ハザードマップも合わせて確認することが重要です。
🔽 金沢区では「高潮」のリスクも確認
金沢区は東京湾に面しているため、台風や発達した低気圧によって海面が上昇する高潮についても確認しておく必要があります。
高潮は河川の氾濫とは異なり、海からの浸水が発生する可能性があります。
横浜市金沢区では、洪水・内水・高潮それぞれのハザードマップが公開されています。
そのため、台風が接近している場合には、
洪水だけを確認すれば大丈夫
というわけではありません。
自宅周辺について、
- 洪水
- 内水
- 高潮
- 土砂災害
など、複数の災害リスクを確認しておくことをおすすめします。
🔽 ハザードマップで自宅周辺を確認しておこう
洪水ハザードマップを手に入れたら、まず確認したいのが自宅周辺の浸水リスクです。
次の場所について確認しておくと安心です。
- 自宅
- 職場
- 学校
- 子どもの通学路
- よく利用する駅
- よく利用する道路
- 実家や親族の家
- よく利用する商業施設
特に重要なのが、自宅から避難先までのルートです。
ハザードマップで避難場所を確認するだけではなく、
「大雨のとき、この道を歩いて避難できるのか?」
という視点で確認しておきましょう。
河川沿いやアンダーパス、低い道路などは、大雨の際に状況が変化する可能性があります。
🔽 「浸水想定区域外なら絶対に安全」ではない
ハザードマップを見る際に注意したいのが、マップ上で浸水が想定されていない場所でも、浸水が発生する可能性があることです。
横浜市の内水ハザードマップでも、浸水を想定していない区域であっても、道路より低い場所や雨水ますがふさがっている場所などでは浸水する可能性があると説明されています。
ハザードマップは「安全・危険」を完全に線引きするものではありません。
あくまで災害リスクを事前に把握し、避難や備えを考えるための資料として活用することが重要です。
🔽 台風が接近する前にやっておきたいこと
台風や大雨は、地震と違ってある程度事前に予測できる場合があります。
そのため、雨が強くなってから準備を始めるのではなく、台風が接近する前に備えておくことが重要です。
ベランダや庭を確認
屋外にある物が強風や大雨によって飛ばされたり、流されたりしないようにします。
- 植木鉢を室内に入れる
- 物干し竿を固定する
- 屋外に置いた物を片付ける
- 排水口や雨どいを掃除する
- 自転車などを安全な場所へ移動する
など、できることから準備しておきましょう。
浸水に備えて家の中も確認
浸水の可能性がある地域では、家財や電化製品などをできるだけ高い場所へ移動することも対策になります。
特に、
- 重要書類
- 貴重品
- パソコン
- モバイルバッテリー
- 防災用品
などは、浸水による被害を受けない場所に保管しておくと安心です。
🔽 避難するときは「早めの行動」が重要
大雨や台風のときに最も重要なのが、危険が迫ってから避難を始めないことです。
横浜市金沢区では、2026年5月29日から新しい防災気象情報の運用が始まり、レベル1~5の「レベル」が付いた情報が発表されるようになっています。
金沢区では、レベル4の危険警報が発令され、かつ被害を及ぼす可能性がある場合に避難指示を発令し、避難場所を開設するとしています。
また、金沢区では状況に応じてレベル3またはレベル4で避難行動を開始するよう案内しています。
重要なのは、避難とは必ずしも「指定された避難場所へ行くこと」だけではないという点です。
災害リスクのある場所から安全な場所へ移動する「立ち退き避難」のほか、状況によっては自宅の上階へ移動するなどの「屋内安全確保」も避難行動の一つです。
🔽 金沢区で洪水・大雨などの避難場所が開設される場合
金沢区では、洪水・内水・土砂・高潮などの被害が発生する可能性がある場合、避難指示の対象区域に住む人が避難できるよう、避難場所が開設されます。
2026年7月時点で、金沢区が案内している避難場所は次の5か所です。
- 富岡並木地区センター
- 西柴中学校
- 釜利谷東小学校
- 六浦地区センター
- 関東学院大学ベンネットホール
さらに、レベル5特別警報が発表され、区役所が必要と判断した場合には、次の施設が追加で開設されます。
- 能見台小学校
- 並木中学校
- 金沢区役所
ただし、追加の避難場所は必要に応じて開設されるため、実際に避難する前に、開設状況を横浜市金沢区のホームページなどで確認することが重要です。
避難場所は災害の種類や状況によって開設される場所が異なる場合があります。普段から「避難場所だからいつでも利用できる」と考えるのではなく、災害時の開設情報を確認しましょう。
🔽 「マイ・タイムライン」を作っておく
洪水や大雨への備えとして、横浜市が推奨しているのが**「マイ・タイムライン」**です。
マイ・タイムラインとは、台風や大雨などの水害が発生する可能性があるときに、自分や家族がいつ、何をするのかを時系列で整理した避難行動計画です。
例えば、
台風接近
↓
気象情報を確認
↓
ハザードマップを確認
↓
避難に必要な荷物を準備
↓
家族に連絡
↓
危険が高まる前に避難
というように、あらかじめ行動を決めておきます。
災害が起きてから「どうしよう」と考えるのではなく、平常時に家族で話し合っておくことが大切です。
横浜市ではマイ・タイムライン作成シートを公開しているほか、スマートフォンなどで作成できる「横浜市避難ナビ」も案内しています。
🔽 大雨のときにやってはいけない行動
洪水や大雨が発生した場合、無理に外へ出ることがかえって危険になる場合があります。
特に注意したいのが、
増水した川を見に行かない
「川の様子を見に行く」という行動は非常に危険です。
普段と比べて水位がどの程度上昇しているのかを確認するために河川へ近づくのではなく、気象情報や自治体からの情報を利用しましょう。
浸水した道路を無理に歩かない
道路が浸水している場合、水面下の側溝や段差などが見えなくなる可能性があります。
水深が浅く見えても、安全とは限りません。
車で無理に移動しない
大雨による浸水が発生している場合、車での移動が危険になるケースがあります。
「まだ車なら大丈夫」と考えるのではなく、道路状況や避難情報を確認し、早めに行動することが大切です。
🔽 金沢区の洪水ハザードマップは「一度見て終わり」にしない
ハザードマップは、一度確認しただけでは十分とはいえません。
家族構成や生活環境が変われば、必要な避難行動も変わります。
例えば、
- 子どもが成長した
- 高齢者と一緒に暮らすようになった
- 車を利用するようになった
- 職場が変わった
- 引っ越した
- ペットを飼い始めた
などの場合は、避難方法を改めて考えてみることをおすすめします。
また、横浜市金沢区では2026年4月発行の「金沢区防災・区民生活マップ」も公開されています。防災情報や避難するときの情報などを確認できるため、洪水ハザードマップと合わせて確認しておくとよいでしょう。
🔽 横浜市金沢区の洪水ハザードマップを確認しよう
金沢区で台風や大雨による災害に備えるためには、まず自宅や職場などの周辺がどのような場所なのかを知ることが重要です。
特に確認しておきたいのは、
「洪水」だけではありません。
- 洪水
- 内水
- 高潮
- 土砂災害
など、それぞれのハザードマップを確認し、自分が生活する場所の災害リスクを把握しておきましょう。
横浜市金沢区では、2026年6月に更新された最新の浸水ハザードマップが公開されています。公式サイトから金沢区版の洪水・内水・高潮ハザードマップを確認できます。
また、災害時に慌てないためにも、家族で避難先や連絡方法を確認し、マイ・タイムラインを作っておくことをおすすめします。
この記事で確認しておきたいポイント
- 金沢区の洪水ハザードマップは宮川・侍従川水系が対象
- 洪水と内水は発生する仕組みが異なる
- 海に面した金沢区では高潮にも注意
- 自宅や職場周辺の浸水リスクを確認する
- 避難場所は災害時に必ず開設されるとは限らない
- 避難指示が出てからではなく、早めの避難を意識する
- マイ・タイムラインを事前に作っておく
- 災害時には横浜市・金沢区の最新情報を確認する
「自分の住んでいる場所は大丈夫だろう」と考えるのではなく、災害が起こる前に一度ハザードマップを確認しておくこと。
それが、台風や大雨から自分や家族の身を守るための第一歩になります。
🔽 金沢区の公式ハザードマップはこちら
横浜市金沢区では、洪水・内水・高潮のハザードマップを公開しています。
最新のマップや避難情報については、横浜市・金沢区の公式ページをご確認ください。
横浜市金沢区「台風や大雨等の際に開設される避難場所について」
※この記事は2026年8月時点で公開されている横浜市・金沢区の公式情報をもとに作成しています。災害時には最新の防災情報・避難情報を確認してください。




























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